THE SPOTLIGHT JOURNAL

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北海道地震で病院も停電。「たかが電気」と言っていた反原発界隈はどう反論するのか?

現代の文明社会というものは、便利なモノに囲まれている反面、一度それらの機能が停止するとその影響が瞬く間に広範囲に広がって不便な生活を強いられる極めて脆弱な部分があると言える。

 

特に電気は無ければ、もはや生活が成り立たないと言っても過言ではないだろう。テレビは映らない、パソコンも使えない、スマホも充電出来ない、蒸し暑い中でもエアコンも使えない、真冬だったら電気ストーブも使えない、冷蔵庫や冷凍庫も使えないから生鮮食品の保存も出来ない、電車も動かない…。

 

もはや現代の文明には欠かせない最も重要なインフラであると言える。

 

特に日本の様に自然災害が多い国では、すぐにこういったインフラが停止する。東日本大震災は勿論の事、2016年の熊本地震…先日の北海道の地震、西日本に甚大な被害をもたらした豪雨災害でもそうだった。

 

しかし、そういった災害が起こる度にその復旧作業の現場で不眠不休で従事する人々がいるのも事実であり、そのおかげで迅速に機能を取り戻す事が出来るのだ…改めて彼らの活躍に心より感謝申し上げたい。

 

今回の地震がもたらした北海道全域に及ぶ大規模な停電は、医療機関にも深刻な影響を与えた。厚生労働省によると、北海道内で停電している病院は349カ所となった。道内に34ある災害拠点病院も全て停電したが、水が使えなくなった病院は62カ所にも及んだ。

 

<北海道震度7>停電で吸入器停止、乳児の容体急変 札幌(毎日新聞 2018年9月6日)

 北海道で震度7を観測した6日の地震で、停電した札幌市内の病院で0歳女児の酸素吸入器が止まり、別の病院に搬送された。

 札幌市によると、6日午前5時ごろ、市内の病院から「地震の影響で酸素を送る機器が止まり女児の容体が急変した」と消防に通報があった。女児は治療を受けている。

 このほか札幌医科大病院(札幌市)は非常用電源で対応したが、最小限の電力しか使用できないため、外来診察を救急の患者に限定した。

 道内に六つある道立病院では、全てが停電し、非常用電源に切り替わったが、半数の3病院で外来の診察を中止した。道の担当者は「電力が限られているため、入院患者や救急外来を優先せざるを得ない」と話す。

 (引用終了)

<出典>

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180906-00000123-mai-soci

 

この赤ちゃんが一命を取り留めたのか…その後の報道が無いのでわからないが無事だったことを祈りたい。

 

繰り返し言いたいのだが、電気はもはや現代人の文明生活を支えるのには必要不可欠だ。この病院の事例の様に、もはやそれが命の危機に直結する場合もある。人工呼吸器は勿論、人工透析でも電気を使う。

 

 

もしも、泊原発が再稼働していればブラックアウトは避けられた…少なくとも復旧もより早くなった可能性は高い。そもそも北海道電力は年内の再稼働を目指していたが、防潮堤の強度や活断層に関する原子力規制委員会の安全審査が長引き、未だにその目途が立っていないのが現状だ。

 

それにしても、こういう状況について「原発が無くても電力は足りている!」とかつて叫んでいた反原発界隈はどう思っているのか。

 

坂本龍一が反原発運動で「たかが電気」発言 ネットで「電気で儲けた人が言うか」と疑問の声(J-CASTニュース 2012年7月17日)

 

YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)のキーボード奏者で音楽家坂本龍一さん(60)が、脱原発集会に登場し「たかが電気のために命を危険に晒してはいけない」などと発言したことが、ネットで大きな議論に発展している。

(中略)

坂本さんは日本での脱原発運動に触発され活動拠点にしているニューヨークから駆けつけ、2012年7月6日に首相官邸前で行われた15万人規模のデモに参加。16日には主催者発表で約17万人が東京・代々木公園に集まった「さようなら原発10万人集会」の壇上に立った。

 

坂本さんは学生時代に学生運動のデモに参加したが、「脱原発」「原発再起動反対」で日本の多くの人が立ち上がりデモをするのは40年以上ぶりで当時を思い出して血が騒いだ。デモをすることで再稼動した大飯原発は止まることはないけれども、これをきっかけとして「脱原発」の情報発信を進めるとともに、行政に脱原発の候補者を送り込もう、などと呼びかけた。

 

6日にはテレビのインタビューで、

 

「命あっての経済なんで、命を蔑ろにする経済は、間違っているんですね」


そして、16日の集会では壇上に上がりこんなことを語った。それは、これだけ大勢の人が集まっているのは、原発に対する恐怖、政府の原発政策に対する国民の怒りが充満している証拠だとし

 

「言ってみれば、たかが電気です。たかが電気のためになぜ命を危険に晒されなければいけないのでしょうか?たかが電気のために、この美しい日本、そして、国の未来である子供の命を、危険に晒すようなことをすべきではありません」

この発言に会場からは大きな拍手と声援が挙がった。テレビや新聞などのメディアは坂本さんのこの発言を大きく取り上げたが、ネットでは坂本さんの発言に

 

「坂本さん、かっこよすぎます」
「本当だよ。たかが電気のために家族や友人、美しい日本が壊されてたまるものか」

 

といった賛同の声が挙がったが、「たかが電気」というフレーズに引っかかってしまう人が多く、批判の声のほうが強くなっている。

 

「あんたの楽器、電気があってナンボやろ」
「これから猛暑日が続くってのに『たかが電気』はねえ。電気無くなったら熱中症で死ぬ人いっぱい居るよ?」
「だったら、これから電気の無い生活をして、手本を見せればいい」
「反原発なのに、なんで反電気になってしまったのか意味がわからない」

などがネットの掲示板やブログに書き込まれ、坂本さんバッシングが広がっている。

(引用終了) 

 <出典>https://www.j-cast.com/2012/07/17139629.html?p=all

 

坂本龍一氏といえば、「イエロー・マジック・オーケストラ」(以下、YMO)での活動から、シンセサイザーなどの電子楽器を駆使した所謂「テクノミュージック」の第一人者として知られている。

 

が、そのシンセサイザーも電源が必要であり、それを製作するにも電力が必要だ。アコースティック楽器だってその製作には電動工具を普通に使っている。

 

この集会は2012年に催されたモノだが「現代文明に暮らす我々の命は電気によって支えられている」という事を今年起こった一連の自然災害で多くの人間が学んだはずだ。電気が無ければ

 

そして、火力発電に使用する燃料を海外からの輸入に依存し、台風や地震などの自然災害が頻発する国土に1億2000万もの人間が暮らす日本…その人間の命を支える電気が全て無くなってしまったら?

 

何度も言ってきたが、私は飽くまで原発に代わり得る「より安全な新エネルギー」が実用されれば段階的に脱原発に舵を切っていけば良いと考えている。が、その新エネルギーが無い現状では、原発を再稼働して切り抜けていくしかないと言える。

 

原発反対」と主張するのは自由だが、彼らは反原発派は電気に不足しない快適な生活を送りながら、今もなお「原発が無くても電気は足りている」「電気よりも命が大事」と主張しているのである。

 

全く…


<参照>

全文表示 | 坂本龍一が反原発運動で「たかが電気」発言 ネットで「電気で儲けた人が言うか」と疑問の声 : J-CASTニュース